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出展作者と作品

2020年度

祷 梨沙

いのり りさ

1994年生まれ・神戸市

祷 梨沙(いのり りさ)
【選考委員より】

的確な描写力に驚かされる。動植物に対する深い愛情も感じられる。日常の一場面を切り取ったかのように見える風景描写は巧みで、建物や自然物の克明で丁寧な描写と、単純化された人物の表情とのアンバランスが面白い。(H)

祷さんの観察力にびっくりします。写生を初めて10年、水溶性色鉛筆を用いて彼女独特の色の世界を展開させています。(M)

スナップショットのような人物が登場する作品には、気持ちがほっこりさせられる。花や鳥などの作品には、対象の造形的な面白さを素直に写し取ろうとする真摯な姿勢が感じられ、確かな線描とデリケートな色彩が心地よい。(K)

木下 晃希

きのした こうき

2000年生まれ・西宮市

木下 晃希(きのした こうき)
【選考委員より】

力強い線で、的確に描写された動物には、独創的な魅力がある。いくつもの動物が重なり合った画面も破綻なくまとめ上げる卓越した構成力も見事だ。背景の描写を省略することで、動物の存在感が際立っている。(H)

3歳の時に初めてキリンの絵を描き、以来彼の描く動物の持つ豊かな表情は同じ仲間である私達に諭されているようです(M)

シンプルな背景に黒の均一な輪郭線や陰影のない鮮やかな色面で構成された画面は明快だ。線や面の黒が巧みで、色面の明るさが強調され画面が引き締まってみえる。モチーフの生き物が生き生きと見えるのはそのせいだろう。(K)

瀬戸 セツ子

せと せつこ

1944年生まれ・佐用町

瀬戸セツ子(せと せつこ)
【選考委員より】

色鉛筆で丹念に塗り込まれた作品は、高い技術力に裏打ちされた力強さがある。画面がいくつもの色面に分割されていて、現実の風景を写しているようでありながら、どこか非現実的な雰囲気が漂う。そこはかとない不安を誘う超現実的で静かな世界の、何と美しいことか。(H)

写真を見て形を取り24色色鉛筆で迷いなく描く風景画はたとえ人間が描かれていなくても体温を感じます(M)

3枚の組み絵だが絵柄は連続していない。しかし、違和感はない。テーマやモチーフが馴染みのある日本的なもので統一され、色鉛筆の柔らかなトーンでうまくまとめあげているせいだろうか?穏やかで落ち着いた気分になる。(K)

藤井 健太

ふじい けんた

1994年生まれ・明石市

藤井健太(ふじい けんた)
【選考委員より】

オリジナルの写真を大胆に単純化、変形するプロセスに作者の独創性がある。単色で塗り込められた大きな色面は、形にも色彩にも強い力があり、観る者を圧倒する。作品を見ながら、元のイメージを想像するのも楽しい。(H)

母親が新聞から切り抜いた写真の山から選び出した風景写真を参考に描く。クレパスの素材感と形には圧巻させられる。(M)

色や形は単純化され平面的であるが、不思議と豊かな奥行き感のある構成が見事だ。パスで塗りこめられた面とシンプルな線、白・黒・灰の無彩色の表現が巧みで魅惑的な画面を紡いでいる。どこか温かくて懐かしい。(K)

藤山 晃代

ふじやま てるよ

1981年生まれ・神戸市

藤山 晃代(ふじやま てるよ)
【選考委員より】

流れるような自由な描線と明るい色彩による明快な作品。形を大胆に単純化しながらリズミカルに引かれる線と、くっきりとした色彩の対比には、どこからか音楽が聞こえてきそうな朗らかさが感じられる。(H)

混色をしない大胆な配色、迷いのないタッチや構図は観る人に勇気と自信を感じさせてくれる(M)

力強い線描や塗りこめられ深みのある色彩、抽象化・単純化された独自の造形は豪快で力強い。イメージに相応しい確かな色と形を求めて真っすぐに探究している表れなのかもしれない。(K)

堀 岳

ほり たけし

1965年生まれ・神戸市

堀 岳(ほり たけし)
【選考委員より】

クラフト紙の色合いと薄めの色鉛筆による色彩のマッチングが絶妙である。一見何の脈絡もなく並置されているかのようなモチーフが、よく見ると形が似ていたり、同じ種類の物だったりと、思いがけない関連性に気付いてハッとさせられる。(H)

両親とよく散歩し、そこで見た風景を観たままに描いているとか。描かれた線画は見えたまま立体表現されている(M)

いろいろな形や大きさの支持体に、描いたり貼ったり、切ったり組み合わせたりなどして思いのままに制作しているようだが、よく見ると同じようなモチーフが繰り返し登場しており、こだわりの世界が表現されている。(K)

前田 諒太郎

まえだ りょうたろう

1993年生まれ・三田市

前田 諒太郎(まえだ りょうたろう)
【選考委員より】

12色の色鉛筆による超絶技巧。空が、雲が、これほど豊かな表情を持っていることに私たちは気付けない。作者の鋭敏な観察眼は、私たちが見逃している雲の動きや色彩の変化、そして私たちが見ることができない空気の層までを感知しているようだ。(H)

お父さんが撮った空の写真から、12色鉛筆が彼の空の作品が誕生。最近は入道雲のモクモク感に挑戦。(M)

画用紙のマチエールを活かし、優しく撫でるように彩色された画面は繊細そのもの。微妙なグラデーションで表現された雲や空は美しく、雄大でドラマチックでもあり、複雑でもある。まるで心の模様に見える。(K)

道脇 歳雄

みちわき としお

1958年生まれ・神戸市

道脇 歳雄(みちわき としお)
【選考委員より】

旺盛な制作意欲に舌を巻く。ペットボトルが動物に見えて、動物がペットボトルに見えるくらい、生活と観察と創作の境目がないのだろうと想像する。手近にあるものを使って器用に何かを作ること=ブリコラージュはすべての創作の原点である。(H)

彼の作品は身の回りの材料が先なのか,造るモノが先なのかわからないがとにかく創意工夫性が感じられ、観る人を楽しませてくれる。(M)

まず発想力や技能に驚かされる。どうやってつくったのか不思議だ。無機質で冷たい素材を巧みに工作して物語や温もりのある作品に変容させている。じっくり作品を見ているといろいろな発見があって面白い。(K)

保田 晴代

やすだ はるよ

1978年生まれ・神戸市

保田 晴代(やすだ はるよ)
【選考委員より】

絵日記は誰でも描いたことはあるが、こんな独創的な絵日記を描く人は他にいない。この作家の手にかかれば、事業所での平凡な食事の風景や運動の場面が何か特別なものに見えてくる。極端に俯瞰的な視点から描かれた何とも非日常な日常風景だ。(H)

日記は日課で毎日書いて、絵は少し時間をかけて描かれるようでそれぞれの用と実があり観ていて楽しい(M)

彼女の作品は、日々の暮らしそのものだ。絵を描くことと息をすることはほぼ同義であり、表現と暮らしが一体化している。カラフルで緻密で巧みに形式化された表現も魅力的だが、何よりその日々の表現の圧倒的な質量に感動する。(K)

吉武 朋哉

よしたけ ともや

1991年生まれ・神戸市

吉武 朋哉(よしたけ ともや)
【選考委員より】

ポップでユニーク。懐かしいテレビマンガのキャラクターなど、既存のイメージを巧みに取り込みつつ、それが作者の独創的な作風へと昇華されている。思わず微笑んでしまうようなユーモア感覚と、ちょっとした毒気が同居しているところが魅力だ。(H)

作業所の昼休みに一人でテーマを探し出し、オイルマジックで描く世界は誰も入り込めない強さがあります(M)

丁寧に細部までこだわって表現してあり、強烈な色彩が印象的。タイトルと併せてみると独自の世界観が垣間見えて面白い。「バッタアマゾン」などは一見恐ろしく見えるが実は笑っている!全ての作品から不思議な笑いが聞こえてくる。(K)

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