白川の里は、平安時代、貴族や社寺の荘園が造られたころ、このあたりに人が住み始めたといわれ、源平 一の谷の合戦で、源義経を案内した、鷲尾 三家(読み方:さんけ)のひとつが残るほど、歴史の古い地域です。
この付近は幕末に、徳川道を造った際、岩を削ったところです。1500万年以上も前に堆積した神戸層群白川累層の砂岩、凝灰岩の地層が見られます。
道の途中にある、石抱きカヤは、高さ20メートル、幹まわり4.5メートル、兵庫県では第8位の巨木です。樹齢は推定350年です。小さな石柱を抱き込んでいるところから生まれた愛称です。市民の木、と、県郷土記念物に指定されています。
石抱きカヤを過ぎたあたりから棚田の風景が広がります。伊川沿いの狭い斜面に、水田が棚をつくったように続きます。竹林や雑木林と、ため池がセットになった、伝統的な農村風景です。燃料や肥料を供給し、降雨による水量を調節する役目を果たしてきた森林、安定したかんがい用水を供給するため池などが、多くの生き物の存在を可能にしたのです。
■ 白川の里は、白川台バス停から、宮前橋、次に、石抱きカヤ、次に、しあわせの村入口です。1200メートル、約60分かかります。
■ 白川の里の自然歩道ガイドマップ(画像90キロバイト)
