しあわせの村およびその周辺では、これまでに約900種類の昆虫の生息が確認されています。これほどたくさんの虫たちが見つかっているのは、しあわせの村をとり囲むように自然ゆたかな田園地帯や緑地が広がっているからです。しあわせの村には、多くの昆虫たちが暮らしており、またしあわせの村に咲き乱れる花々や水辺に誘われて、いろいろな種類の昆虫たちがやってきます。
これまでに、しあわせの村では33種、周辺地域をふくめると約40種のチョウが記録されています。チョウの幼虫は、草や木の葉を食べますが、その種ごとに食べる草や木の種類がちがいます。これを食草、食樹とよびます。
しあわせの村でよく見かけるアゲハチョウはかんきつ類やカラスザンショウを、キチョウはネムノキやハギ類を、またテングチョウはエノキを食草、食樹としているといったぐあいです。しあわせの村に咲きみだれる花々の蜜をすいに、おとづれる成虫にも、花の種類や色に好みがあります。その他、しあわせの村ではモンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、ウラギンシジミ、ヤマトシジミなどのチョウが多く見られます。
クロアゲハの写真

アザミで吸蜜するアゲハの写真

これまでに、しあわせの村で確認されたトンボは16種類(周辺地域をふくめると約30種類)にのぼります。
春になると、しあわせの村のまわりのため池で羽化する春のトンボもありますが、あまり目立つ存在ではありません。何といってもトンボの季節は夏です。ギンヤンマ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボが、しあわせの村の自然観察園などの水辺にやってくるおもなトンボたちです。
夏がすぎて秋になると、アカトンボのなかまたちが、しあわせの村のあちらこちらの、こずえやさくの上などに止まっているのが観察されるようになります。夏に羽化したこれらのトンボたちは、いったん付近のハヤシの中や高い山の上で夏をすごした後、繁殖のために、しあわせの村にもどってきます。
ギンヤンマのペアの写真

ナツアカネの写真

野外活動センター、あおぞらの南斜面下につくられたビオトープ(生き物のための生息環境)。建設2年目の98年、しあわせの村で確認されたトンボ16種類のうち、12種類がこの自然観察園で観察されました。
自然観察園の写真

しあわせの村には、コナラ バヤシが残されており、カブトムシやクワガタムシなども見られることがあります。キタテハ、ルリタテハ、サトキマダラヒカゲなどのチョウたち、またスズメバチの仲間も集まってきます。
ヒラタクワガタの写真
